Weekend1984

yuka+の個人ブログ。英語、映画、旅行もトピックに^^

言葉にする

「困った時の神頼み」

この諺は、普段、神仏を信仰しない人が困ったり窮地に追い込まれた時にだけ神に救いを求めることをいうらしいが、もしかしたら本能的に悩みの解決策を古来の人は知っていたのかもしれない。

ちょっと前に読んだ「道は開ける(デールカーネギー著)」にも同じようなことが載っていた。

カーネギーが提言しているのはこうだ。

神に祈ると言うことは、まず悩みを「言葉」にする必要がある。つまり、何で悩んでいるのか、どうしたいのかを明確にする。

次に祈る(打ち明ける)行為は、悩みや苦痛を共有する行為であり、「自分だけの悩み」ではなくなり、悩みに対する重圧感が和らぐと言うものだ。

最後に「祈る」行為自体は何度か行うものなので、立ち止まらず悩みを解決するための行動を行っていることになるのだという。

私はこれに大いに納得した。

 

「え、最後は神頼みなの?」

 

本の見出しを見た時に夢オチのような衝撃があったのだけれど、なるほどこれ確かにと腹に落ちる説明だった。確かに、悩んだ時や仕事でもつまづいたときは、まずは現状や原因と思われるようなことを「言葉」にする。

自分にとっての悩みは、誰かにとっては大したこともないこともある。
だから、誰かに悩みを打ち明けたらあっさりと解決策が見つかったりする。

 

言葉って大事だ。
結構、文字にする作業は時間がかかる。ただその代わり、頭が整理される。

 

伝えるって大事だ。
文字や言葉はなんのためにあるのか。自分の世界だけで生きてはいけない。